A.なによりまず自分の身体に対して、小さな違いや変化を感じとる能力を高めていくことが必要になります。
大きく速い動きや努力感が大きい動きは刺激が強いため小さな違いを感じとることができなくなります。
ではなぜ小さな違いがわからないといけないのでしょう?
白と黒しか見分けがつかなければ選択肢は2つしかありません。
その間にあるグラデーションをより細かく感じ分けることができれば選択肢はぐっと広がります。
つまりある一つの動作(行動)の「やり方」のバリエーションが豊かになります。
フェルデンクライス博士は「選択が自由になればなるほどより人間らしくなる」と述べています。
身体や動きの選択肢が広がると、自分で決めつけている自分のイメージや思考方法にも変化があらわれます。